自分の歯を残すこと、口の中をきれいに保つことが大切であることは様々なメディアで言われており、ご存じの方も多いかと思います。
歯周病と糖尿病、口腔ケアと誤嚥性肺炎など様々な全身の病気との関連性が言われており、口の健康を守ることは体の健康を守ることに繋がります。
では、口の健康を守るためにはどうしたらいいのでしょうか?
「歯科医院にメンテナンスに通うことで守れます!!」というのは半分正しくて半分間違っています。
というのも、歯科医院でのメンテナンスは1年365日のうちのわずか3〜4日(約1%)にすぎません。
つまり、残り99%はご自身のセルフケアにかかっているからです。
「歯科医院でメンテナンスしているからむし歯や歯周病にならない」ということではないのです。
当院では患者さん一人一人のむし歯や歯周病になるリスクを客観的に評価し、一緒にその人に合ったリスクへの改善策、セルフケア方法を考えていきたいと思っています。
そのため、当院ではX線検査や歯周病検査などの各種検査や食生活調査などを行った上で、治療やメンテナンスを行っていきます。
面倒に感じることもあるかと思いますが、ご協力よろしくお願いいたします。
“口の中を健康な状態で保ち、好きなものを食べて、話して、笑い、毎日健康的に楽しく暮らすこと”が当院の予防歯科の目的です。
私達はその目的を達成するための一助を担うことができることを願っています。
皆さんもご存じのように、歯周病は糖尿病や肥満など多くの生活習慣病と関連があることが知られており、歯周病の悪化が糖尿病など病気の悪化に繋がります。
他にも、むし歯や歯周病で多くの歯が抜けたところをそのまま放置していると、噛んで食べる機能が衰えてしまします(オーラルフレイル)。
この状態が続くと全身栄養状態が下がり、身体の活動量が下がってくることが知られています(フレイル)。フレイル状態になり十分な対策をとれないと運動・栄養障害のため要介護状態になってしまいます。
口の健康を守ることは全身の健康を守ることに繋がるのです。
オーラルフレイルは歯科治療をしっかりしていくことで改善しますが、その後改善した状態を維持するためには定期的なメンテナンスが必要になってきます。
皆さんが治療のために歯科医院に行くのではなく、メンテナンスのために歯科医院に行くようになっていただけることを切に願っています。
歯がなくなったり、口の乾燥などにより、口の機能(噛んだり、飲み込む力など)が低下している状態。歯科治療や機能訓練をすることで状態は改善することができます。
健康な状態と要介護状態の中間で、身体的機能や認知機能の低下がみられる状態。適切な治療や予防を行うことで状態が改善することができます。
スタッフの患者さんへの応対やコミュニケーション、そして歯科医師としての治療技術を常に高めていき、頼り甲斐のある歯医者を目指してまいります。
お口のことならなんでもご相談ください。
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